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画像をもっと楽に動かしましょう

しかし,前のプログラムは書くのが大変です. そこで,もう少し簡単に書くための工夫を行います.

さきほどのプログラムは,次のように,go の直後の数値が50,60,70,80.... と増えていることがわかります.

go(50,100);sleep();
go(60,100);sleep();
go(70,100);sleep();
go(80,100);sleep();
// 以下略

ここで,「変数」という仕組みを紹介します. 変数とは,文字通り「変わる数」のことです.

今のプログラムで数値が変わっている部分は,go(★,100);の★で示した部分ですね. そこで,「★の部分の数は変わるんですよ」ということをコンピュータに教えてあげます.

もったいないのですが一旦プログラムを全部消して,次のように書いてみましょう.まだ実行はしないでください

go(x,100);

ここで出てきた x が変数です.

「xと書いた部分は,何か数値が入るけど,それは変化することがあるよ」ということを表しています.

ところで,「何か数値が入る」と書きましたが,何が入っているのでしょうか? 何が入っているのかは,最初に変数を使う前に決めないといけません.

次のようにx=50;を追加してみましょう.

リスト1
x=50;
go(x,100);

ここで実行してみましょう. 図1のように猫の絵が(50,100)の位置に表示されます.

図1.リスト1の実行結果

x=50; という命令は,「変数 xに50という値を覚えさせる」という意味です.この状態で

go(x,100);
を実行すると
go(50,100);
を実行したのと同じ結果が得られます. 前へ - 次へ - 目次