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キーボードを使って絵を動かしましょう
さきほどのプログラムでは,猫が勝手に外にでていってしまうので
キーボードを使って好きな方向に動くようにしてみましょう
リスト1 Cat
x=50;
y=100;
while(true) {
k=getkey("right");
if (k>0) {
x+=10;
}
go(x,y);sleep();
}
実行したら,まず,猫のいる画面をクリックしてください.
そのあと,右矢印キーを押すと,猫が右に動きます.
ここでは,新しく2つの命令が出てきました.
まずgetkey
は,キーが押されているかを判定する命令です.
k=getkey("right");
は,右矢印キーが押されているかを判定し,判定結果を変数kに書き込みます.
- もし右矢印キーが押されていなければ,変数kに0を書き込みます.
- もし右矢印キーが押されていれば,変数kに0より大きい値を書き込みます(押されている時間が長いほど大きい値になります).
そして, if
という命令も登場しました.これは,次のような形式で使います.
if (条件) {
命令
}
- 条件が成り立つ(正しい)ときに, 命令を実行します.
- 条件が成り立たない(正しくない)ときには,命令を実行しません.
ここでは,条件の部分にk>0
,命令 の部分にx+=10
と書いてあります.つまり,
k>0
が成り立つ(正しい)ときに, x+=10;
を実行します.
k>0
が成り立たない(正しくない)ときには,x+=10;
を実行しません.
k>0
が成り立つのは,右キーが押されているときです.また,x+=10;
は,右に移動する命令ですので,次のように動作します
- 右キーが押されているならば,右に動きます.
- 右キーが押されていないならば,右に移動しません.
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